不完全な英語のススメ完璧な英語を目指してはいけない英語、特に英会話を勉強するうえで、注意したことがあります。 それは、完璧な英語を目指してはいけない、ということです。 これは文法、リスニング、発音のどれにでもあてはまります。 そんなことはない。 やっぱり完璧にできたほうがいい。 そのどれもを軽視すべきではない。 まったくそのとおりです。 できたらそれに越したことはありません。 でも…できないのです。 少なくとも、20歳を越えるまで海外に行ったり、生の英語にふれる機会がなかった私にとっては、完璧な英語をマスターするのは不可能なのです。 実際に英会話を勉強している人ならば、心の奥で感じているはずです。 では、英語を勉強すべきではないのか。 否、そんな必要はまったくありません。 興味があるひとは、バシバシ勉強すればいいと思います。 ただ、不完全な英語でいいのです。 日常会話を習っている人なら特にそうです。 文法など、根を詰めて勉強する必要はないのです。 もちろん、少しぐらいは勉強したほうがいいですが、マニアックな専門用語を勉強する必要はありません。 不可疑問文やら第なんとか文型やら…… そんなものは、ネイティブでも気にしていないはずです。 確信はもてませんが……m(_ _)m 日本語で考えてみてください。 助詞の「は」と「が」などを、文法的に考えて使っているでしょうか。 あなたは学校へ行く。 あなたが学校へ行く。 正直、フィーリングで使っていないですか。 文法的には、「は」は情報がやや古いとき、「が」は情報が新しいときに使われるらしいですが……そんなものは知りません。 中には考えて使っている人もおられると思いますが……少なくとも私はフィーリングです。 英語に関してもこれと同じことなのです。 Q. なぜ、このような文法が正しいのか? A. こういう風に言うのが自然っぽいから。 Q. なぜ、この部分は文法的に正しくないのか? A. なんとなく不自然に感じるから。 これでいいのです。 リスニングについても同じです。 わからなかったら聞けばよいのです。 相手を不快にさせることもあるかもしれませんが、知ったかぶりよりマシです。 ときにトラブルになりますが、ドンと構えていればよいのです。 相手に悪いかも。 自分の英語力が見透かされそうだ。 英会話のレベルアップが遠のくから(?) そんなことを気にするのはヤメましょう。 そもそも、聞けなかったという時点で、すでに手遅れなのですから。 TOEICなどでは、内容を推測したりするのを余儀なくされますが、会話では相手が目の前にいます。 なので推測に頭を使うよりも、聞けばよいのです。 リスニング力など、徐々にあげていけばよいのです。 肝心なのは、話そうとする姿勢です。 発音については、相手に通じれば大丈夫です。 英語を流暢にペラペラと話す人。 たしかに、カッコイイです。 なぜかわかりませんが、憧れを感じます。 別に日本人コンプレックスを感じているわけではありません。 単純な気持ちです。 でも、日本人にはそれは不可能です。 金髪になりたい、といってるのと同じです。 努力の範囲を超えています。 なので、発音は、相手に通じたらそれでよいのです。 発音なんかよりも、話す姿勢と内容が重要です。 不完全な英語のススメ。 説明文までも不完全になってしまった気もしますが、これが私の英会話スタンスです。 もちろん、人にはそれぞれ最適な方法がありますので、これが合う人もいれば合わない人もいると思います。 ただ、日常会話程度なら、このスタンスでも十分なことはないですか? そのほかの学習法へ |